「のような存在」と白飛に想いを馳せる
「のような存在」
乃木坂46の23rdシングル『Sing Out!』(2019年5月29日発売)のTYPEーAに収録。作詞は秋元康で作曲はAkira Sunset、APAAZI。歌唱メンバーは白石麻衣と齋藤飛鳥。
基本情報はこのような感じなんですけど、私はこの曲MVや歌詞も含めてかなり好きです。約1年前に出されたシングルのカップリング曲なのですが出された時からすごく好きで毎日「のような存在」に想いを馳せているので、暇になったこの機会に「のような存在」への想いを昇華させよう思いました。
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最近の乃木坂は「とりあえず飛鳥を出せばいいか」みたいな流れは大きいですし「また飛鳥か」というオタクもいるかもしれません。 ですが齋藤飛鳥(新規ホイホイ)と白石麻衣(神)のユニットですよ?最強のお顔と甘々ボ(vo)イスを持ちながらダークな部分もありつつツンデレというステータスでギャップの沼齋藤飛鳥とその齋藤飛鳥が珍しく好意を全面に出す対象である白石麻衣ですよ?おそらく2018年夏頃から白石麻衣への愛をそれまで以上に表に出すようになってきた最強のタイミングでこのユニットが誕生したわけです。それだけでオタクは瀕死なんですけどそんな''白飛''のおふたりの曲(今だけ歌詞、歌割り、MV全てを指します)がこの曲であったことにより軽率に死んでしまいました。私の死因となったこの曲の良さやこの曲と白飛のリンクしているところなど書いていきます。
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まずはMVを見ていただきたい。
乃木坂46のMVは例外はありますが表題曲以外の曲、要はそのシングルのカップリング曲が発売日当日の12時にだいたい歌の1番までのShort.verとなってしまうため、YouTubeでフルで見れないのは非常に残念です。このMVは構成的にフルで見てほしいので。(あらゆる手段を用いれば見れないこともないですが倫理的に購入するのが1番良いと思われます)
今はそこは置いといて本題に入りましょう。曲自体爽やかなんですけどそれ以上にMVが爽やかですね。夏にはまだ早いくらいの海辺と氷と色が白メインだからでしょうか。
齋藤飛鳥といえば黒髪ロングが基本ですけどこれには全オタクがやられたのではないでしょうか?朝の情報番組でMVの一部が解禁された時にはもう死んでしまいました(1回目)。
ハルヤマの男装の時もなんですけど齋藤飛鳥さんの男装時の髪型って丸っこくて可愛いですよね。あのロングヘアをしまうためには自然と丸っこくなるのかもしれませんがひたすら可愛い。
まあMVを見ていただければ齋藤飛鳥が男装している理由はだいたい分かると思います。
3月下旬に千葉県九十九里浜にて撮影したMusic Videoは、外に出ることができない男の子・齋藤飛鳥を家庭教師としてその家を訪れた白石麻衣が、外に出れない理由が心にあると思い、齋藤飛鳥の心を開いて家から出そうと試みるが・・・というストーリー仕立てのMusic Videoとなっています。
↑公式サイトからです。
この設定と映像と歌詞と白飛との関係性が愛おしすぎて死んでしまいました(2回目)。
曲の1番では飛鳥少年の心を開こうと家庭教師白石さんが心を開くために色々アプローチするんですけどその全てが恐ろしく可愛い。おちゃめ石さんの破壊力に死にます(3回目)。そしてそのアプローチを受けるもいまいち心を開けておらずに戸惑い気味な飛鳥少年も可愛い。死。(4回目)
ダンスシーンも良いですね。2人ともあの顔面じゃなかったとしてもダンスメンとして評価されるくらいにダンスがうまいので見惚れ死してしまいます(5回目)。
衣装は白石麻衣さんが白で齋藤飛鳥さんが黒です。白石さんと誰かのユニットの衣装で片方が白、片方が黒はわりとありますね。卒業する側が白で見送る側が黒なんて噂もあるそうですがそこに触れるのは野暮な気がするのでやめておきます。でも白と黒って1番対極にありながらも視覚的にうるさくなくて喧嘩しない最強の組み合わせで素敵ですよね。初代のプリキュアも白と黒だし。デザイン的なところは除いてやはりシンプルな白と黒だからこそ顔面の良さも際立つ。
(↑空と海の色がTHE・青!じゃなくて淡い感じなのがストーリーと合ってて素敵)
白石麻衣さんの白い衣装は袖にボリュームがあってワンピースの丈の部分がアシンメトリーになっているものなんですが、アシンメトリーに着られないなんて人類に為せる技ではありません。そうです。白石麻衣さんが人類をとうの昔に超えてらっしゃる(齋藤飛鳥・談)から為せる技なのです。
対して齋藤飛鳥さんの黒い衣装はこれまた華奢な骨格と触っただけで折れそうなくらい細い腕だから最高に映えるノースリーブと上半身部分についてるひらひら(語彙力)とよく分からない造形のスカート部分(偏差値2)が特徴ですかね。外のダンスシーンでそのひらひらとスカートが風になびくのが好きです。
2番以降はYouTubeにないのですが見ていただいたものとして書きます。飛鳥少年がだんだん心を開いて2人の距離が縮まってるんですよ。
1番の時はアプローチに戸惑っていたのが2番では受け入れるようになって俗に言う尊死(n回目)。 2人で窓に絵を描いてるシーンとか平和な空間すぎて何が起こってもそこだけには何も影響がない絶対領域。
そしてBメロのところで白石さんが窓を開けようとするけど飛鳥少年は外に出ることが出来ないため止めるんです。その時の2人の表情がなんとも言えない…ここはMVの起承転結の転①だと思います。 その後ダンスシーンを挟んでサビのラストに飛鳥少年から白石さんにキスをしようとします(ここで全白飛オタク死亡)。
しかし白石さんは身を引いて避けるんですね(衝撃で蘇生)。起承転結の転②かつCメロです
その勢いで飛鳥少年は窓を開けてしまい上半身が外に出てしまいます。説明が酷くて申し訳ないんですけど外の空気で息苦しくなる飛鳥少年の画と想像か未来か分かりませんが2人が海辺を駆ける画と切り替わりながらラスサビダンスシーンへ。というような流れなんですけど私が見て欲しいのはここの一連の白石さんです。お顔が天才なのは重々承知していましたがここに来てこの表情。
人間味のない、もはや人形か?ってくらいの肌の白さと光の宿ってない目。光が宿ってなかったり冷めた目のオタクでもあるのですがこれは相当好きです。圧倒的造形美…さすが人類をとうの昔に超えてらっしゃる…
飛鳥少年の表情も素晴らしいです。キスしようとした時の目の落とし方がたまらなく好き。
果てしなく切ないですよね。1番の白→飛は心を開くためであって恋愛的なアプローチではなかったということになるんでしょうか。2番は逆に白←飛で心を開いた飛鳥少年が自らいったのにスっと身を引かれてしまったのと「のような存在」の全体的に淡い感じとが相まってかなり切ない。
ラスサビはダンスシーンなんですけどその後のアウトロのシーンに白飛のオタクは完全に殺られた。うん。Short ver.の悪意が凄い。これは調べていただければすぐに出てくると思うんですけども言ってしまうと、家庭教師白石さんが寝ている飛鳥少年の頬になんとキスをするんですよ…
幻想的な青い世界と耳に髪の毛かけながらキスする白石さん最高なんですけどそれより齋藤飛鳥さんやばくない???心臓弾け飛んじゃうんじゃない????大好きな大好きなしーさんにちゅーして貰ったんだよ????私が齋藤飛鳥(概念)だったら「へhsoはも*k%:ひ9a'ぬさやksれ8」って言って血管という血管がちぎれてしまってたはずだから齋藤飛鳥(概念)じゃなくて良かったし、動揺しない齋藤飛鳥さんすごい。で、しかも、しかもですよ。
心の交流を出す2人のやりとりでは、アドリブ的な演技に任された所も数多くあり、特にラストシーンで白石麻衣が齋藤飛鳥にする行動もアドリブとなっております。
↑こちらも公式サイトからです。
アア、アアアァァアアァアアアドリブゥゥゥウ!?(キモオタ vo.)白石麻衣さんまじで齋藤飛鳥さんの恋心弄びすぎやしませんか…純情中学生男子みたいな飛鳥ちゃんにそんなことしたら一生忘れられなくなっちゃうよ…初恋引きづっちゃうやつじゃん。
齋藤飛鳥が4月5日放送の日本テレビ系情報道番組『news zero』で「(好きなメンバーは)白石麻衣一択なんですよ。ダントツですね」と発言したことに言及。白石はこのコメントをLINE NEWSで知ったらしい。当初は「何事!?」と驚いたものの、後から事情を知って齋藤へ一報を入れたところ「すごい喜んでいた」という。そして「飛鳥ちゃんさ、ほんと好きだよね、私のこと!」と、齋藤から慕われていることを嬉しそうに話していた。
↑LINEニュースからです。
齋藤飛鳥さんは外の、夜のニュース番組でこれを言ってしまうレベルに好きなんですよ。なのに白石さんときたらこれですよ…本当に姉さん…!って感じです。はあ…
もう語尾に「…」を使うことでしか表現する術がなくなってきたのですがこれを見てくださいよ…
現場はみんなで動きながら作ったので楽しい雰囲気でした。
— 伊藤衆人🍭👾 (@wpsodoru) 2019年6月9日
そんであのラストカット。
実はほっぺ以外にも撮っていて!
(言わなくてもわかるな?)
まいやんはギリギリで止めた!と言っていましたが、
あたしはきゃー!って声出してましたわよ。
ほっぺの方を使った理由もぜひ妄想してください。
このMVの監督で他にも乃木坂の様々な曲や個人PVの監督もされてる方のツイートなんですけど本当に素敵なMVと素敵な情報をありがとうございます…あたしもきゃー!って声出してた…スレッドも全部読んで欲しい。そして「愛ってなんなんだ?」の答えが一生分からなくていいからそれと引き換えにこのMVのメイキングが欲しい。
ともあれMVの設定を通してラストシーンを見るとやっぱり想いが交差してて切なくて淡くてつらいですね。でもこの2人だからこそすごく透き通ったサイダーのような爽やかな感じがあると思います。これが仮に橋飛(橋本奈々未さんと齋藤飛鳥さん)だとしたらこんなに爽やかにはならないだろうし悲壮やらなんやら渦巻いてそう。超個人的解釈をすると白飛の「のような存在」の透明感と爽快感がサイダーなら橋飛の「のような存在」は深ければ深いほど苦味も色味も濃くなるブラックのアイスコーヒーっぽいですね(全て存在しない日本語)。
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かなり長々とMVについて語りましたが次は曲(ここではインスト)歌詞と歌割りについてです。
ただ曲について専門知識などはないので薄々な感想として書きます。クソ文章なので飛ばしてください。リズミカルな曲調ですね。一定のテンポで「タッタッタッタッ」がずっとあります。イントロの「タッタッタタタッ」「タラタッタッタッタッタッタッタター」がBメロサビにもずっと使われてますね!あと「Perfume何曲か知ってるよ〜」くらいの私の思うPerfume感がどことなくあります。
次に歌詞と歌割りです。今回は「氷」が題材ですね。氷ひとつでここまで物語を膨らますことができる秋元康さすがとしか言いようがない。そして私的には今回は秋元康特有の天才的な言い回しや気持ちの悪い歌詞は目立つものはないと思いましたが強いて言うならこの辺でしょうか。
音を立てて 忘れようか
Just a moment
「忘れようか」って言ったすぐあとに「ちょっと待って」はやばい。「やばい」以外で形容できる語彙がない。
そうだ君は(NO)
気づいていない(LOVE)
影響力などない僕なんて・・・
君がいなければ想像するだけ
この2つの歌詞の「僕」、完全に見てるだけの乃木坂の曲の主人公に多い「僕」っぽいし秋元康節を感じます。
そして私は「のような存在」全体的に白飛じゃんと思いました。「秋元康もしかして白飛のオタクなのか?」ってくらいに歌詞が白飛。
白飛はさっきもぼんやり書きましたが齋藤飛鳥さんの淡い切ない片想いで終わってしまうものだと解釈しているまして、特に白飛(白←飛)っぽい所を抜粋します。
振り向いてくれるまでは
想いは一方通行
↑典型的な白←飛です。一方通行…
でも僕は知ってる(確かに)
氷があったことを(目の前に)
それでいいんだ
愛してたんだ
水に流されたって・・・
↑特に後半の3文が「ああ…飛鳥ちゃん…」となってしまいますね。それにしても秋元康の氷の溶けた水と慣用句の「水に流す」との二重の意味を含ませる技術すごい。
溶けて流れてなくなるし
想いはずっと消えないし・・・
↑ここは「のような存在」の1番好きなところです。何が好きってここを歌ってるのが齋藤飛鳥さんということです。白石麻衣さんと齋藤飛鳥さんのユニットで「想いはずっと消えないし・・・」を歌う齋藤飛鳥さん良すぎる。白飛の真骨頂。歌割りに感謝ですね。
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改めて「のような存在」、曲自体も好きですしMVや歌唱メンバー全てが好きです。秋元康、この歌詞書いてあの2人に割り当ててくれてありがとうな。