「ありがちな恋愛」について

〈基本データ〉

乃木坂46の4thアルバム『今が思い出になるまで』(2019年4月17日発売)全タイプ共通収録のアルバムリード曲

・作詞 秋元康 作曲 杉山勝彦

・歌唱メンバーは卒業生を除く22nd選抜メンバー(センター:齋藤飛鳥白石麻衣)

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〈大まかな感想〉(音楽知識皆無の拙い文章です)

紡ぐような音からサビと同じリズムで始まるイントロはもう勝ちにきてますね。サビの直前に音が無くなる?消える?のもサビに向けた盛り上がりに拍車がかかっています。最後は少し盛り上がってから「プツッ」と切れる感じの終わり方で大好き。ギター・キーボード・ドラムの音があるためライブで生演奏なんかしたら凄そう。全体として軽快なリズムでJーPOP的にとても良いと思います。

一転して、「ありがちな恋愛」というタイトルだから秋元アイドル然り恋愛の歌には欠かせないような「好き」「可愛い」「目が離せない」などの「恋愛」に関するベタな言葉の多いアイドル感強めな曲かなと思っていたけど実際にはわりと悲観的というか、別れの寂しさ、切なさを歌った(欅坂46の「二人セゾン」に近いモノがある)曲でした。(さっき挙げた恋愛に関するベタな言葉が曲中に1度も出てない)

「洗濯物」で「しあわせ」を表現するのはすごいなと思いました。「サヨナラ」が秋元康作詞の中でカタカナになっているのはどういう意味合いがあるんでしょうね。あとは「後悔はいつだって 意地との綱引き」ってフレーズにはもう頭が上がりません。秋元康大先生です。

アルバムリード曲ということでライブやテレビで披露する機会が少なかったのが勿体ないくらい個人的には良い曲だと思っています。神曲

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〈設定個人的解釈〉

「ありがちな恋愛」の歌詞の世界の設定的なものを勝手に考えたものです。

季節は春。4月頃の話*(1)。高校卒業*(2)して大学(専門学校)に進学した「僕」と「僕」と付き合っていた*(3)が進学を機に別れてしまい遠くに行ってしまった(上京とか?)「君」の話。


*(1):アルバム発売時期に引っ張られてるのもあるけど3月の卒業を機に離れ離れになった二人という解釈で4月。

*(2):''中学卒業→別々の高校進学''と迷ったが歌詞に「未来」「夢」といった言葉があるため将来の道がより決まる''高校卒業→別々の大学進学''解釈

*(3):「僕」と「君」は付き合っていたのかどうか。最初は付き合っていなかった片思い解釈だったが、「愛よりも大切な夢」→愛=自分たちの関係にあったもの、「一人になって」→二人だったという点で付き合っていた解釈をしています。